1948年フランス政府の要請でLIP(リップ)社が制作したT-18腕時計は、第2次世界大戦中イギリス首相であったサー・ウィンストン・チャーチルにナチス・ドイツの占領下におかれたパリ解放に尽力した感謝の証として贈呈されその名が付いた歴史的な腕時計として有名です。 1910〜30年代にパリを中心に栄えた装飾様式「アールデコ」の雰囲気を纏ったT18は、平たいリューズや2トーンに彩られた文字盤、直線的なデザインなどが特徴のモデルです。1939-45年の第2次世界大戦を前に自社キャリバーを搭載した「Type 18」を製造していたLIP社が戦火を避けて工場をフランス中心部に移転し、戦後再び創業地であるブザンソンに戻り再稼働した後に登場したモデルです。 ※腕時計雑誌"TIMEGear"に『世界各国の要人に贈呈された腕時計』として紹介されました!